第4回学術大会開催のご案内【終了】
山梨県言語聴覚士会 第4回学術大会開催のご案内
今年も11月に第4回学術大会が開催される運びとなりました。今年度の日本言語聴覚学会が未曽有の震災で中止になり、更に被災地でのSTの様子が伝えられるにつれ、苦難の中でその責務を全うしている姿を思いますと、私たちが今出来ることは、しっかりと職務に向きあって言語聴覚療法を望まれる皆様のニーズに応えることとだと改めて感じております。開催不可能となった学会の代わりに、地方組織の活動を通じて社会に貢献していきたいと考えます。
さて、今回は、「言語聴覚士に求めるもの−利用者の視点から考える−」をテーマに設定いたしました。これは、第1回目、第2回目の大会の中で自分たちの仕事を深く見直し、第3回目で他職種から提言をいただいた流れを踏まえて、今回は、療法を受ける患者や対象者からご意見をいただき、十分な言語聴覚療法を提供するという役割を再認識する場にいたしました。
演題は、日頃の臨床成果から9演題が提出され、活発な議論が期待されます。
講演では、はじめて外部講師をお招きすることになりました。テーマに最もふさわしい講演者は、地域で失語症者を支えるSTの第一人者、横張琴子先生です。先生には、重度失語症者の『生きる』ということを支えて創った作品を通じてSTのあり方などをご自身の経験を交えてお話ししていただきます。
シンポジウムは、日頃STと関わりの深い県内の当事者、家族会4団体からの代表者に、今までに出会ったSTのあれこれやSTに望むことなどを中心に討議していただきます。私たちにとって耳の痛いお話になるのか、嬉しい内容なのか、当日を待つ限りです。
末筆になりましたが、開催の準備に、そして運営に当たられる実行委員の方々に深く感謝申し上げます。今大会が実り多いものになりますよう、皆様のご参加とご協力を心からお願い申し上げます。
≪第4回学術大会開催概要≫
期日:平成23年11月27日(日)
時間:9時20分〜17時00分(受付 9時00分開始)
会場:山梨県立大学 池田キャンパス 講堂
参加費:1,000円 (10月31日までに事前登録が必要です。)
詳細は下記開催要項及びプログラムをダウンロードしてご覧ください。