山梨県言語聴覚士会 第11回学術大会開催のご案内
この度、一般社団法人山梨県言語聴覚士会第11回学術大会を平成30年11月25日に山梨大学医学部キャンパスにて開催させていただくことになりました。平成20年度に第1回の学術大会が開催されてから、毎年、県士会の柱となる事業として、継続されております。昨年度は当士会の内山量史会長が大会長を務められた第2回山梨県リハビリテーション専門職合同学術大会にて、節目となる10回目の学術大会を迎えました。 この10年の間に社会制度は激変し、言語聴覚士の職域においても、果たすべき役割が急速に拡大しております。昨年度より国の必須事業として本格的に取り組まれている「失語症者向け意思疎通支援事業」では、意思疎通支援者の養成や個人派遣にあたり失語症のある方の障害特性を生活歴なども考慮した上で評価することを言語聴覚士の役割としています。また今年度、当士会は失語症友の会「ふじやま」を設立し、運営に携わるという新たな事業を展開しております。このような時代の流れを踏まえ、言語聴覚士という職業の本質を見つめ直し、社会貢献が期待される我々の専門性を一緒に考えたいとの想いから、今回の大会テーマを「言語聴覚士の本質〜言葉を紡ぎ・未来を創る〜」といたしました。言語聴覚士は、コミュニケーションを支える専門職であることを再確認できる機会になることを期待しています。
特別講演では、春原則子先生(目白大学言語聴覚学科長)をお招きし、「言語聴覚士の本質〜すべては幸せな臨床のために〜」と題してご講演いただきます。臨床、研究、そして現在は未来の言語聴覚士を養成していらっしゃるお立場から、臨床に示唆を与えていただくお話が伺えると思います。また教育講座では、日本言語聴覚士協会の認定言語聴覚士(失語・高次脳機能障害領域)を取得された、元木雄一朗先生(甲州リハビリテーション病院)、桂川謙祐先生(甲府城南病院)より「高次脳機能障害の評価とリハビリテーションの実際」と題しお話いただきます。日々の臨床の質の向上につながる実践的な内容になると思われます。一般演題では8名の先生方に臨床や取り組みの成果についてご発表いただきます。ぜひ、活発なご討議をお願いいたします。
今大会でもチャリティ・バザー、企業展示、施設紹介をおこないます。チャリティでは新しい商品も企画しましたので楽しみにしてください。
新たな10年に向けての第一歩となる第11回学術大会が実り多きものとなりますよう、ご協力とご参加を心よりお願いいたします。
最後になりましたが、本大会の開催にあたり、準備を進めていただいております実行委員の皆様に深く感謝申し上げます。
第11回学術大会概要
テーマ:
言語聴覚士の本質〜言葉を紡ぎ・未来を創る〜
期日: 平成30年11月25日(日)
時間: 9時20分〜16時30分(受付開始:8時50分〜)
場所: 山梨大学医学部キャンパス 臨床大講堂
大会長: 小池 京子 (国立病院機構甲府病院)
実行委員長:高橋 正和 (石和温泉病院)
会費: 1,000円(お弁当なし)/ 1600円(お弁当あり)
内容:
1. 口演発表(8演題)
2. 教育講座T
「高次脳障害の評価とリハビリテーションの実際」
講師:
甲府城南病院 桂川 謙祐
甲州リハビリテーション病院 元木 雄一朗
3. 特別講演
「言語聴覚士の本質〜すべては幸せな臨床のために〜」
講師:
目白大学保健医療学部言語聴覚学科
教授 春原 則子
*当日はチャリティーバザーを行います。
詳細は下記プログラムをダウンロードしてご覧ください。