山梨県言語聴覚士会 第12回学術大会開催のご案内


    この度、山梨県言語聴覚士会第12回学術大会を2019年12月8日(日)、山梨大学医学部キャンパス臨床大講堂において開催させていただきます。2009年2月22日(日)ぴゅあ総合にて、“今我々は何を求めているのか〜言語聴覚士の仕事について考える〜”という大会テーマにて第1回学術大会が開催されて以来、県士会事業の大きな柱として開催されています。 今回の大会テーマは「共生社会の実現に向けて〜言語聴覚士がつなぐ地域の和〜」とさせて頂きました。地域共生社会では、高齢者支援を中心とした地域包括ケアシステムの理念を障害者支援、子ども・子育て家庭の支援、生活困窮者支援にも拡大させた、支援の包括化や地域連携、ネットワーク強化による「地域づくり」の推進が求められています。私たち言語聴覚士も支援の対象者や内容の拡大に向けた対応が求められ、言語聴覚士が地域生活においてより身近なものとなるように、地域に根差した支援・活動が重要となります。  今回の学術大会では、2つの特別講演を企画しております。特別講演1では、池田博之氏(東京海上日動火災保険株式会社)と言語聴覚療法を担当された伊藤梓先生(鵜飼リハビリテーション病院)、池田氏の会社の方をお招きし、失語症者理解の普及に向けた取組みについてご講演頂きます。池田氏は、脳梗塞により失語症を発症され、職場復帰後には会社の人権啓発の一環として、講演活動「笑顔の授業」に取り組まれております。当事者である池田氏の体験報告は、私たちにとっても貴重な機会となると思っております。また、特別講演2では、地域生活支援事業の必須事業としても取り組まれている「失語症者向け意思疎通支援事業」について、塩野勝明氏(厚生労働省 社会・援護局障害保健福祉部企画課自立支援振興室 室長補佐)をお招きし、ご講演をして頂きます。 今大会を通して、これからの10年に目を向け、皆様と共に自分たちの地域の全体像と自分たちの役割を理解し、これからの地域づくりと言語聴覚士の役割について考える機会になれば幸いです。新たな視点は言語聴覚士としてのさらなる成長につながると信じております。 最後に、今大会の開催にあたり、学術大会実行委員の皆様に深く感謝申し上げます。
 

大会長 石和温泉病院 橋正和



第12回学術大会概要


テーマ:
共生社会の実現に向けて〜言語聴覚士がつなぐ地域の和〜

期日: 令和元年12月8日(日)
時間: 9時20分〜16時00分(受付開始:8時50分〜)
場所: 山梨大学医学部キャンパス 臨床大講堂
大会長:   橋 正和 (石和温泉病院)
実行委員長:元木 雄一朗 (甲州リハビリテーション病院)
会費: 2,000円(お弁当代含む)

内容: 
  1.  口演発表(8演題)

  2.  特別講演T
   「笑顔の授業」〜失語症理解の普及に向けた取り組み〜
     講師:
     鵜飼リハビリテーション病院 伊藤梓、森田秋子
     東京海上日動火災保険株式会社 池田博之、流石巌

  3.  特別講演U
   「失語症者向け意思疎通支援事業について」
     講師:
     厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課自立支援振興室 
     塩野 勝明

*当日はチャリティーバザーを行います。


詳細は下記プログラムをダウンロードしてご覧ください。

第12回学術大会プログラム(ダウンロード)

PDFファイルの閲覧にはadobe readerが必要です。