山梨県言語聴覚士会 第17回学術大会開催のご案内


ご挨拶

   この度、一般社団法人山梨県言語聴覚士会第17回学術大会を令和7年11月23日に山梨県医師会館にて開催する運びとなりました。平成21年の第1回学術大会以来、本学術大会は年1回の開催を重ね、自己研鑽と人材育成の場として、県士会事業の中でも重要な役割を担ってまいりました。
   近年は新型コロナウィルス感染症の影響により令和元年以降はオンライン形式での開催が続いておりましたが、今回は6年ぶりに集合形式での開催となります。また、内山量史前会長から赤池洋会長へと新体制になって初めての大会でもあります。
   今大会のテーマは「ことばがつなぐ笑顔と心〜その人らしさを支える言語聴覚療法〜」といたしました。山梨県はリハビリテーション病院が多く、会員の多くが病院で勤務しています。患者様は退院後、地域での生活を再構築していくこととなり、入院時から退院後の生活を見据えた支援の重要性がますます高まっています。
   私たち言語聴覚士は「その人らしく生きること」を支える専門職です。ことばを通して社会とのつながりを築き、笑顔で前を向いて生活できるように支援することが私たちの使命です。本大会を通じて、地域を含むあらゆる生活の場で果たすべき役割を改めて見つめ直し、共に学びを深める機会としたいと考えております。
   特別講演では、株式会社聴脳科学総合研究所の中石真一路先生をお招きし、「ヒアリングフレイル」についてご講演いただきます。高齢難聴者への適切な支援を学ぶとともに、今年度から始まる「認知機能低下予防補聴器装用推進事業」における言語聴覚士の役割についても考えていきたいと思います。
   また、企業展示では賛助会員のGhoonuts株式会社、なかだて補聴器センター、ティーアンドケー株式会社の3社からご協力を賜ります。さらに、県士会が取り組む地域活動として、失語症友の会「ふじやま」や「認知症カフェ」、出前講座、家族会との連携、失語症意思疎通支援事業についても紹介いたします。これらの活動に多くの会員が関心を持ち、参加の輪が広がることを期待しています。
   最後に、本大会の開催にあたりご尽力くださいました実行委員の皆様をはじめ、各施設の先生方のご協力に心より感謝申し上げます。

一般社団法人山梨県言語聴覚士会 第17回学術大会

大会長 佐々木 蘭子



第17回学術大会概要


テーマ:
ことばがつなぐ、笑顔と心 〜その人らしさを支える言語聴覚療法〜

会期: 令和7年11月23日(日) 
時間: 10:30〜16:20
場所: 山梨県医師会館(甲府市徳行5丁目13−5)
参加費:2,000円(会員・非会員一律)
申込期間:令和7年10月6日(月)〜11月16日(日)
申込方法:参加申し込み用紙に参加者全員のお名前を記載の上、メール(11-st@s.yamanashi-min.jp)又はFAX (055-226-9715)にてお申し込みください。
参加登録完了の連絡を事務部よりメールにて行います。申込後、1週間経過してもメールが届かな場合は、お電話にて事務部までご連絡をお願いします。
参加費は当日、会場受付にてお支払いください。
備考:本大会は日本言語聴覚士協会生涯学習プログラムのポイント取得対象研修会となります。
※懇親会への参加をご希望の方は申し込み用紙に記載ください。
申し込み用紙はこちら

内容: 
  1.  一般演題(8演題)

  2.  特別講演
   「耳からはじめる介護・認知症予防への取り組み〜自治体における加齢性難聴の早期発見と補聴器相談医との連携〜」
     講師:
     中石真一路先生(株式会社聴脳科学総合研究所 代表)