山梨県言語聴覚士会 第14回学術大会開催のご案内
この度、一般社団法人山梨県言語聴覚士会第14回学術大会を2022年12月11日(日)に開催させていただきます。当士会では2019年以来3年ぶりの単独開催になります。
今回の大会テーマは「Restart〜今求められる新たなSTとは〜」とさせていただきました。これはコロナ禍で止まっていた学術大会の再スタート、言語聴覚士として今まで積み重ねてきたことを大切にして次のステージへ挑戦していくなどの意味を込めています。
現在、言語聴覚士の専門性を必要とする分野は拡がっています。さらに時代の変化に伴い、社会の課題・ニーズも多様化・複雑化し、言語聴覚士として活躍を期待される場や求められる能力は多様化してきていると思います。しかしどんな時代においても私たちの仕事は、「コミュニケーション」「食べる」という側面から患者・利用者の困っていることや困難になっていることに対して「全人的」に支援し、その方の生活を支えることに変わりはありません。この視点を持ち、先見の目をもつこと、学び積み重ねていくこと、新たなことに挑戦することが、これからの社会に応えていくためには大切だと考えております。また言語聴覚士としての学びに終着点はなく、研究などの学術的な活動や関連領域の知識・技術などを学び続け、一人一人がリハビリ専門職・人間として成長していくことが言語聴覚療法の発展や社会の発展に繋がると信じております。
今大会では2つの特別講演を企画しております。特別講演Tでは理学療法士の後藤伸介先生(やわたメディカルセンター)をお招きし、ICFに基づく評価や活動・参加に対する介入の重要性、他職種の視点から言語聴覚士に期待することなどについてお話いただきます。特別講演Uでは佐藤睦子先生(総合南東北病院)をお招きし、症例検討や研究など、言語聴覚士として成長していくために学び続けることの大切さや楽しさなどについてお話いただきます。明日の皆様の臨床に繋がる興味深い内容であると思います。
今大会は山梨県言語聴覚士会にとって初のオンラインでの開催になります。今も続くコロナ禍で現地開催は叶いませんでしたが、オンラインでの会員の皆様の思いが詰まった活発な意見交換を期待しています。これから私たち言語聴覚士が歩む方向性について会員の皆様と考え共有し、第14回学術大会が山梨県の言語聴覚療法の新たな扉を開くきっかけとなることを願っております。多くの会員の皆様のご参加とご協力を心よりお願い申し上げます。
最後に今大会の開催にあたり、準備を進めていただいた学術大会実行委員の皆様に深く感謝申し上げます。
第14回学術大会概要
テーマ:
Restart〜今求められる新たなSTとは〜
会期: 令和4年12月11日(日)
時間: 12:00〜18:00
場所: オンライン開催(Zoom)
大会長:元木 雄一朗 (甲州リハビリテーション病院)
実行委員長:吉澤 由香 (甲府城南病院)
会費:無料
内容:
1. 口演発表(8演題)
2. 特別講演1
「多職種チームで活かす、STの強み」
講師:
やわたメディカルセンター リハビリテーション技師部
後藤 伸介 先生
3. 特別講演2
「ひとつ、ひとつ、実現する 言語聴覚療法:
  謎解き好きな言語聴覚士になる」
講師:
総合南東北病院 神経心理学研究部門
佐藤 睦子 先生
詳細は下記プログラムをダウンロードしてご覧ください。